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『Analogue Pocket』が届いたのでやった事と買ったモノ

Analogue社が開発したゲームボーイに似た形状の携帯ゲーム互換機の限定カラーシリーズ「Analogue Pocket: Classic Limited Editions.」のオレンジを入手しました。

機能は現在発売中の通常カラー(白・黒)と同じで、本体のみでゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンスのカセットを挿して遊ぶことができます。

さらにカートリッジアダプタを装着することでゲームギア、ネオジオポケットカラー、アタリLynxなどのカセットも挿して遊ぶことができます。

僕はまだ入手出来ていませんが専用ドックにつなぐことでHDMI出力やBluetooth接続が可能となり大型モニタやワイヤレスコントローラに繋いで据え置き型ゲーム機として遊ぶことも可能です。

さらに事前にカートリッジを吸い出してデータを持っている場合はOpenFPGAの各種コアが動作するので、スーパーファミコンやメガドライブ、PCエンジンやネオジオといった20世紀中盤あたりの16bit世代頃のゲームを各種遊ぶことができます。

FPGAとエミュレータ

我が家にある「ゲームボーイっぽいレトロゲーム機」です。

左:ラズパイ4がそのまま入ってるPiBoy DMG
中:実ロムが挿さるAnalogue Pocket
右:組込用ラズパイ4「compute module」が入ってるGPi CASE2

それぞれがゲームボーイの『テトリス』を動作させてますがラズパイはソフトウェアエミュレーションで動作しています。
Analogue Pocketも「様々なゲーム機の動作を再現する」という事自体は他の機種と代わりませんがFPGAという「ハードウェアそのものを再現する」装置が使われています。

FPGAについて全く詳しくないので、「操作の反応速度が実機に近い」などのメリットがあるといったゲーム用途のことだけ把握して使っているような状態ですので、これ以上の情報は専門的に発信している方にお任せします。


やったこと

ファームウェアアップデート

オレンジバージョンの発売はわりと後発だったので、ファームウェアもアップデート済みだと思っていましたが、実際に入手して起動したところ、出荷状態は全モデル共通なのか白や黒モデルと同じ初期バージョンの「1.0」でした。

そのまま使うメリットも得にないので真っ先にファームウェアアップデートを行いました。

Analogue社公式サイトのファームウェアダウンロードページから現在最新の「2.1」をダウンロードしたものを新品のSDカードのルート(フォルダなどを作らず開いてスグの場所)に入れてAnalogue Pocketを再起動すると自動的にアップデートの処理が行われます。

少し待てばアップデートが完了し、無事「OS v2.1」になりました。

このタイミングでSDカードの中にAnalogue Pocketの関連ファイルが自動的に追加されていました。


PCに「Pocket Sync」のインストールしてCoresをインストール

Analogue Pocketに様々なコアをインストールすることでカートリッジスロットに挿さらないゲームソフトも動作させることが出来ます。

コアのインストールは一つづつ個別に手作業で行うこともできますが、インストールやアップデートを一括で行えるツール「Pocket  Sync」を使えば便利です。

GithubからPocket SyncをダウンロードしてPC上で起動させます。

先程ファームウェアアップデートを行った時に使ったSDカードをPCに読み込ませて画面下の「Connect  to Pocket」を押せば認識されます。

画面左の「Games」や「Cores」からインストールしたいコアを選べばSDカードにインストールされます。

一度インストールされたコアは以降Pocket Syncに接続した際にアップデートがあれば自動で判別され、インストールが可能です。


PCとUSB接続でSDカードをマウント出来るようにする設定

ファームウェアのアップデートやCoreのインストール、さらに今後インストールされたCoreに対応したゲームのインストールを毎回SDカードを抜いてPCに接続するのも面倒なので、Analogue PocketのUSB-C端子とPCを接続してマウントできるようにしました。

Analogue Pocketの電源を入れると表示されるメインメニューから「Tools」→「Developer」と進めていき「USB SD Access」の項目を選択(マルを白にする)してメインメニューに戻るだけです。

コレを設定すると毎回SDカードの抜き差しを行わずにPocket SyncでCoreのアップデートなどを行うことが出来ます。

ただし画面に表示されている通り、速度は遅いので事前に準備した多くのファイルなどをインストールする時などは面倒でもSDカードを抜いてPCに直接読み込ませるほうが圧倒的に速いです。

Coreをインストールして様々なゲームに対応した!

Pocket Syncで様々なCoreをインストールしたことで、ゲームボーイ系だけでなく据え置きゲーム機も動作するようになります。

ゲームソフト自体は自前で用意する必要がありますが、最近ではROMデータ形式で頒布・販売されているものもあるので、吸出が難しい場合はそういったファイルを使って遊ぶのも良いですね。

いくつか動かしてみたものを紹介します。これら以外にも様々なCoreが日々開発され遊べるプラットフォームが増えてきています。

ファミコン

『超翼戦騎エスティーク』体験版はデジゲー博2023で頒布されたもの
『超翼戦騎エスティーク』体験版はデジゲー博2023で頒布されたもの

スーパーファミコン

『ねこたこ』はカセット形式だけでなくCD媒体でデータ販売もされました
『ねこたこ』はカセット形式だけでなくCD媒体でデータ販売もされました

メガドライブ

『ゼノクライシス』はネオジオやメガドライブ版カートリッジだけでなく、それぞれのROMデータ版も販売されています
『ゼノクライシス』はネオジオやメガドライブ版カートリッジだけでなく、それぞれのROMデータ版も販売されています

買ったもの

液晶保護フィルム

Analogue社から純正品も出ていますが、僕はミヤビックスの『OverLay Plus 9H Plus』を取り付けました。

低反射タイプでありつつも、しっかりと光沢感があるのでマット系フィルムによくある残像感もなく貼る前同様のクッキリした画質です。


ポーチ

2DS LLや3DS LLとサイズが近いので、それらのケースが流用できそうだったので『ソフトポーチnew2DLL』を購入した所、ジャストサイズでした。

数多くのDS系ポーチが出ている中から「Nintendo」や「2DS LL」といったロゴの無いものを選びました。

蓋部分が自在にめくれるようになっているのでケースにいれたまま充電も可能です。

クッション性のあるポーチなので移動時の持ち運び用として使っています。


ハードケース

ダイソーやセリアといった100円均一ストアで売っている和泉化成株式会社の「クリアケース ワイド」がこれまたジャストフィットしました。

こちらは縦サイズに少し余裕があるのでゲーム時に使うイヤフォンなどをセットで収納することができました。

上蓋が固定式ではないので、持ち運びには適さず、家で保管する用途に使っています。

ストラップ

Analogue Pocketにはストラップホールが無いので、当然ストラップは取付不可能です。

ヘッドフォン端子に差し込むアクセサリホール付きのラバープラグにストラップを取り付けました。

あくまでもヘッドフォン端子にささっているだけなのでストラップ部分だけを持って歩くほどの完全な落下防止にはなりませんが、ある程度の落下対策にはなるので安心感を得たい気持ちから取り付けています。

イヤフォン単子用ラバープラグは手芸屋さんなどで10個数百円程度で売っています。




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