Pimoroniで販売されているアーケード筐体風製作キット「PICADE アーケードキット」を個人輸入で購入しました。
Pimoroni PICADE 販売ページ
早速開封
箱を開けると封筒とマニュアルらしき大きな紙がまず入っています。
封筒を開けると、デコレーション用のステッカーが大量に入っていました。
デコレーション用だけでなく、「START」「KICK」などボタンに貼付けるものや内部配線用など機能的なシールもしっかり入っていました。
マニュアルは当然全編英語です。
配線図部分がデザインされててかわいい!
この配線図柄のTシャツが欲しくなります(笑)
紙モノの下には3つの箱に分けられたパーツが入っています。
青い「ACCESSORIES」にはボタンやレバー。
ピンクの「SCREEN」はLEDモニタ。
紫の「FIXINGS」にはコントロール基板やネジなど。
まずは青いボックス「ACCESSORIES」を開封。
さっそく出てきたレバー。ベースの形状がセイミツのSEベースに似ていますがネジ穴の位置が違います。
三和のレバーとも形状が違う、ノンブランド製のレバーでした。
倒した時の手触りはちょっと独特な固さがありましたが、マイクロスイッチのカチカチした音はしっかり聞こえるので、こだわったりこれ以上お金をかけたくないならキットのレバーで十分だと思います。
接続は最近主流の5ピンハーネス接続形式。
右側に「地?」と刻印がされているので、多分右側のピンがGNDということでしょう。
サンワもセイミツも5ピンハーネス仕様ですが、GND刻印されているものは見た事無いので、実はこの部分だけはノンブランドレバーの方が丁寧だなと思いました(笑)
ボタンは定番の引っかけ固定式30φです。
こちらもスイッチ端子部分が少し細かったりボタンの埋没部分が短いサンワのショートサイズのボタンにも少しにていますが独自規格のノンブランド品でした。
引っかかり部分とボタンが露出する部分の遊びがないので、厚みがあるコンパネなどにははまらないんじゃないかな?と予想します。
右側の青いボタンはサンワ製の同じく引っかけ固定式30φボタンです。
ボタンを下から見た状態。
端子の向きが違うのがわかりますね。
ノンブランドボタンの方は肉抜きがあったりと剛性も少し心配になりますが、これも押した感触としては、平均的なものだったのと、サンワやセイミツボタンと交換は簡単なので、まずキットのまま作るのもアリだと思います。
右側、紫色のパッケージには各種ケーブルやネジといった内部パーツが入っています。
ケーブルと一緒に何故かPICADEキャラのピンバッチまで入っていました、かわいいけど……なんでこの箱?
今回のキットのコアの一つ、ラズベリーパイとコントローラ部分を繋ぐ「PICADE X HAT」。
購入時の段階では単品販売していないので、このコントローラ装置を入手するにはこのキットを購入するしか方法はありません(注:日本時間9/10からpimoroniから15ポンド(約2100円)で単品販売開始されました)ラズベリーパイとGPIO接続して二段ベッド状態にして使うこのPICADE X HATは左上にはmicroUSB端子での電源入力、左上にはスピーカー端子がついていてDACの役割を担います。ただしモノラルなのでこだわってステレオ音声を出力したい場合は別方法を検討する必要があります。
その下にはスタートやセレクト、電源ボタンなどの端子郡、十字レバー群、6ボタン群の端子が並びます。
右上に並ぶHACK HEADERはキットでは使用しませんが、GNDが3本の他5Vなどが来ているので自身で拡張を考えている人は使い道が有りそうですね。
真ん中、ピンクの箱を開けると8インチ4:3比率の液晶モニタが入っています。
とりあえず画面には輸送用保護フィルムがはってあるので触るくらいは大丈夫ですが、衝撃から守る機能は無いので取り扱いは注意しましょう。HDMIモニタのコントロール基板と、調整コントローラです。
箱の中には接続用のリボンケーブルも入っています。
薄っぺらいケーブルでザツに扱うと破損するのでこれも注意が必要です。ピンクと紫の箱を取り出すと、下に大きなオレンジの箱が入っていました!
ここに筐体外装部品が入っているはずです。
袋が2つに分かれていて木製パーツの筐体全般とアクリルのコンパネやモニタ周りです。
まずは外装部分。
見ただけでどの部分になるのかすぐわかる非常にシンプルなパーツ構成です。
アクリルパーツの方はモニタやコンパネはすぐわかるものの、モニタを固定するであろう押さえパーツが見ただけでは付け方の関係性まではわかりづらい感じですね。
とりあえず今回は開封までで、次回以降早速作成して行こうと思います。