
ひょんなことから3月末にハワイに行く機会があり、少しだけ自由に動ける時間があったのでゲーム取扱店巡りをました。
ハワイに行くのは実に20年ぶりくらいで、前回行った時にはハワイ1のショッピングモール「アラモアナセンター」にもGAMESTOPという大手ゲームショップがあり新品だけでなく中古ソフトも多数取り扱っていたのですが、出発前に調べた所既に撤退済みで別のショッピングモールに移転していました。
※GAMESTOPのハワイ各店舗を出発前に調べた所、現行ハードの新品ゲームソフトとゲーム関連グッズがメインでレトロゲームを含む中古ソフトはほとんど扱いがないということがわかったので今回は訪問しませんでした。
BOOKOFF Kaka’ako

場所はアラモアナセンターから徒歩で20分くらいの所にあるカカアコという地区です。
普通のハワイ観光的には映えるウォールアートや新進気鋭のオシャレカフェなどでお馴染みのようなので、ゲームに興味のない方と一緒にハワイに来た場合でも「ついで立ち寄り」しやすいと思います(笑)
店内に入ると日本のブックオフとほとんど同じことに驚きます。
ゲーム以外に興味が向かなかったので撮影しませんでしたが、日本の漫画や雑誌も日本語版そのままのものが大量にありました。
NES(ファミコン)
海外版ファミコン(Nintendo Entertainment System(ニンテンドー・エンターテインメント・システム、略称:NES))のソフトが50タイトルくらいありました。
箱や説明書といった付属品がついたものは無く、全部カセットのみの状態でした。
値段はタイトルごとに様々でしたが$10以下のものから$30くらいがほとんどでした。
$1がおおよそ150円ほどなので1500~5000円位、と考えるとだいたい日本の中古ファミコンソフトと近い相場感です。
NESのカセットは日本のファミコンと形状だけでなく端子数が違う為そのまま遊ぶことはできません。
NESカセットとファミコンの間に挟む変換アダプタを使うかNES実機が必要になります。
レトロフリークの場合は「レトロフリーク用NESカートリッジコンバーター」を使えば遊んだりデータの取り込みが可能です。
SNES(スーパーファミコン)
海外版スーパーファミコン(Super Nintendo Entertainment System(スーパー・ニンテンドー・エンターテインメント・システム、略称:SNES))もNESと同じくらいの在庫量で、こちらも全部付属品無しの裸カセットでの販売でした。
SNESの価格帯は$10~$70とNESに比べると少し価格幅が大きいので人気のタイトルは少しお高めという感じでした。
SNESもNES同様で日本のスーパーファミコンのかセットと形状が違うのでそのまま日本のスーファミ本体に挿してあそぶことはできません。
ただし、基板の端子部分は日本と共通なので「SNESカセットを分解して基板だけをスーファミに挿す」「スーファミ本体を分解して基板のみにしてSNESを挿す」といった少し無茶な方法をすれば遊ぶことができます。
最近見かけることが出減ってきましたがスーファミ本体とSNESカセットの間に挟み込んで使う「Super Famicom⇔Super NES Game Adapter」のような変換アダプタも存在しています。
レトロフリークの場合は日本のスーファミカセット、SNESのカセットどちらも入る形状になっているので気にせず遊ぶことができます。
ゲームボーイ・ゲームボーイアドバンス
ゲームボーイとゲームボーイアドバンスは大量にラインナップがありましたが写真を見ても分かる通り、ほとんどが日本のタイトルでした。
海外版タイトルも少しだけありましたが、在庫のほとんどが日本で購入できる日本版タイトルだったのでチラっと観ただけでゲームボーイ系はスルーしました。
PlayStation 1~2
PS系のゲームもラインナップが充実していました。
海外版のPSソフトといえばデカいパッケージ、という印象があったのですが大きいパッケージは少しだけでほとんどは日本と同様のCDジャケットサイズのものでした。
価格の幅は任天堂系よりもさらに幅広く$3.99~$100くらいまでありRPGや縦横スクロールのシューティングゲームが高額なのは日本と近い印象があります。
PS1,2はどちらもリージョンがあるので日本の本体に入れても起動することはできません。
遊ぶためにはリージョンの合う本体を用意する必要があります。
箱説アリ・レアソフト
付属品の揃ったものや人気タイトルはガラスケースに収納されているのも日本と同じです。
新旧問わず高額中古ソフトが入っている感じでNintendoSwitchのソフトもここに一部ありました。
日本版ソフト棚
日本で売っている日本版ファミコン、スーパーファミコンのカセットも大量にありました。
写真だけ見ると完全に日本のレトロゲームコーナーそのものです。
中古カセットお馴染み、名前が書いてあるものにハワイで出会えるとは思ってもいませんでした!!
ゴエモンやドラゴンボールZ2の前ユーザーだったひらいくんはハワイ在住なのか、それとも日本からいろいろな人を経て流れ着いたものなのか…ちょっと感動して色々考えてしまいつつ、別に日本でも買えるからいいやと棚に戻しました(笑)
日本版ファミコンのワゴンに入ってるラインナップまで日本と同じ顔ぶれで、実家に帰ってきたような気持ちになります。
ゲーム機中古本体
現行ハードの中古は北米版でしたがレトロゲーム系中古ハードは主に日本版が売っていました。
価格は日本よりも高め設定で$100程度なので約15000円。
日本では中古ハードの価格があがってきていますが、それでも価格そのものが安いのとドル視点で見る円相場でブーストがかかるので日本に旅行に来ている外国人のみなさんが秋葉原でウキウキしながらゲームソフトやハードを買う理由がわかったような気がします。
ファミコンは$80。
日本同様、ハワイでもテレビはほとんどがHDMI接続になっているので無改造のRFスイッチで接続するのは困難でもこの価格です。
Nintendo64はさらに高くて$113~$120でした。
店舗情報
BOOKOFF Kaka’ako
716-A Cooke Street. Honolulu, HI 96813
https://www.bookoffusa.com/bookoff-kakaako-store/
ウォルマート
巨大なショッピングセンターのウォルマートはアラモアナセンターの向かい側にありました。
日本で情報を調べている時に家庭用アーケード筐体『ARCADE1up』シリーズを取り扱っているなどゲームも多く取り扱っているようなので中古ソフトやレトロゲームは無いとしても色んなゲームがありそう!と期待して行きましたが残念ながらARCADE1upを見つけることはできませんでした。
店頭のスタッフに話を伺ってみた所、そういったマニアックな商品は北米本国では店頭に在庫がある場合も多いが、ハワイではウェブサイトから注文して、到着連絡を待って店頭で受け取るのが主流だから突然来店しても購入するのは難しい、との事でした。
新品ソフト棚
一本づつ防犯ケースに収納されたゲームが棚に陳列されているのは日本でもスーパーマーケットで見かけたことがあるおなじみの陳列方法です。
新作ソフト以外はかなりディスカウントされて$19.99~$25くらいで売っていましたが「これだ!」というソフトが無かったので購入は見送りました。
旧作ディスカウントコーナー
さらに値下げされた$10ほどのゲームはここに機種問わずまとめて並んでいました。
IPものの過去作や年代が記載されて過去になってしまったスポーツゲームなどなど、ディスカウントされるタイトルの傾向は日本と同じように感じました。
店舗情報
Walmart Honolulu Store
700 Ke’eaumoku St Honolulu, HI 96814
https://www.walmart.com/store/3478-honolulu-hi
買ってきたもの
NES
『ZANAC』
日本だとディスクシステム版で販売されていた『ザナック』です。
ゲーム自体はPS1ソフト『ザナックxザナック』にも収録されているので日本で購入して遊ぶことができます。
『PAPER BOY』
ATARIのアーケードゲーム移植版『ペーパーボーイ』です。
日本でもアルトロンからファミコンソフトとして発売されていますが、あまり知られていないようで中古カセットもほとんど見かけたことがありません。
SNES
『Maximum Carnage』
スパイダーマンとヴェノムのベルトスクロールアクションです。
これもスーパーファミコン、メガドライブ版が日本でも販売されましたが北米版の赤カセットがカッコよくて見つけた時は心の中で小躍りしました(笑)
GENESIS
『VECTORMAN 2』
多関節キャラがヌルヌル動く『ベクターマン』シリーズの2でオリジナルのメガドライブ版は日本未発売です。
PS2とゲームキューブで販売された『ソニックジェムズ』に隠しタイトルとして収録されています。
メガドライブミニ2の北米版『SEGA Genesis Mini 2』にも収録されています。日本のAmazonで期間限定で取り扱いがあったので持っている人も多いかもしれませんね。
次回予告
ハワイのゲームセンターにも何店舗か立ち寄って遊んできたので、次回は「ゲームセンター編」を予定しています。
お楽しみに!